免疫を上げよう! ④ 『スキンケア』Ⅱ

 では、ボクの現在のスキンケアを書いてみよう。
まず、お風呂から。
10数年前から、石鹸で洗う場所は毛が生えた場所(頭・脇・陰部)、と露出部(顔・首・手)だけ(あと肛門もね(笑))。
何故、そうしたのか?
自分で肌が弱い事を昔から感じていた。
庭仕事、薬品などを扱うと、すぐに手が荒れていた。
冬に石鹸を使うと、カサカサしてかゆくなるのを感じていた。
止めたらどうなるんだろう?と、上記の洗い方に変えてみた。
これがいいんだな。
まだ、最初の頃は患者さんにはこれを勧める事はなかった。

時は経ち、いろんな所で石鹸をあまり使わない人の話を聞くようになる。
慈恵医大の先輩でごぼう茶で有名な南雲吉則先生の本『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』(一時期のボクの愛読書)

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この本に「洗うのは毛の生えている部分だけでよい」と書いてあった。
同じ事をやっている。

タモリさんがテレビで「私は石鹸を使った記憶がない」と言っているのを見てしまう。
タモさんの影響なのか、大好きな福山雅治が「いっさい石鹸を使わない」と言っているラジオを聞いてしまう。
彼らはシャンプーさえしていない。
時々来院する福山ファン、石鹸を使っていない人が多い。
彼はよく言っているらしい。
数多くの芸能人が、今では同じような事をしている。
タモさんは「風呂につかるだけで、ほとんどの汚れは取れてしまう」と言っていた。
ボクは、一時期シャワー派だったのだが、いつの頃からか10分間から15分間つかるようになった(湯の温度42度)。

作家の五木寛之が言っていた。
「浮浪者にハゲはいないんですよ」、確かに!
五木さんもシャンプーはほとんどしないそうだ(あの年齢で髪がフサフサしているのは、そのためか)。

『シャンプーをやめると、髪が増える』(宇津木龍一)

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『55歳のハゲた私が 76歳でフサフサになった理由』(藤田紘一郎)

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宇津木先生、有名な美容形成外科医だ。
藤田先生、ボクが会った頃より、毛が確かにフサフサになっている。藤田先生もシャンプーを使わず、湯シャンだ。

これらを目にして、シャンプーを止めようか、と思うボクだが、ついしてしまう。
ボクが使っているのは、シャボン玉の石鹸シャンプー(無添加)。
これを使いだしたら、他のは使えない。


では、石鹸、シャンプーは何を使えばいいのか?
まず、とんでもないのが薬用せっけん、薬用シャンプー。
石鹸に薬品は必要ないのです。
アメリカでは、抗菌石鹸は禁止です。
FDA(米食品医薬品局)が発表している。
裏の成分表に、トリクロサン、トリクロカルバンが入った商品は絶対使用してはいけません。
この成分が、ホルモンの働きを妨害し、甲状腺や生殖成長、発達機能などに影響を及ぼす可能性があるとの事。

あと、ボディシャンプーはいけません。
何故か、石鹸の20倍以上の量を使ってしまうから。
泡石鹸は微妙で、後ろの成分表を見てください(無添加なら構いません)。

ボクはあるメーカーのボディシャンプーを使うと、絶対にかゆくなります。
患者さんにもよく聞くのだが、石鹸を使うと肌が荒れてかゆくなる人、結構多い。
自分でわかっていて使用している。
石鹸を使わなければいけない、洗脳されている。
そんな人、喜んで止めてくれる。


 思考錯誤の結果、数年前から患者さんにはこう言っている。
「成人は石鹸を使うのは、毛の生えた場所と露出部だけ。小学校に入るまでは石鹸を使うのは頭だけ。小学生は、汚れた場所だけ。赤ちゃんは臭くなったら頭だけ石鹸で洗う」
子供で洗顔を開始するのは小学校の高学年から(この頃から、ニキビが出てくる。最近ビックリする、小3でニキビが出る子がいる、ニキビが出だしたら洗顔)。                                                                                                                                                                         
赤ちゃんに洗顔している母親が多いんですよ・・・ビックリ!
肌の機能が壊れ、大人になって肌がボロボロになりますよ。
それと、ダブル洗顔、ダブルシャンプー・・・とんでもない、早く禿げますよ。
朝シャンプーをして、夜にもシャンプーをする人がいる・・・日本も裕福になったもんだ、とんでもない、一回はお湯だけにしてください。

これらの指導をし出して(以前からしてはいたのだが、「洗うな」とはあまり言っていなかった)、長年悩まされた皮膚炎から解放された人、数えられない。

若い女性の頭の毛を見て感じる事が多い。
髪が少ない、髪が細い(弱弱しい)・・・まさしく洗いすぎ、化学物質がたくさん入ったシャンプーを使いすぎ。


 藤田先生の本『手を洗いすぎてはいけない』の帯にこう書いてある。
「何故、きちんと手洗い、うがいをしているのに、風邪をひいてばかりなのか?」

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この本には、素晴らしいコメントがいっぱい載っている。
いくつか書いてみよう。

「日本人が免疫力を強化するためののキーワードがあるとすれば、細菌やウイルス、寄生虫などの微生物との共生」

「人類の家畜化現象」

「日本人は「家畜」としてしか生きられなくなってきています。家畜とは、自然から切り離され、人間の文化で管理され、形や習性を変えられた動物の事」(砂場が汚いと言う母親、海は汚いから入りたくないと言う若者など、どうなっていくのでしょう。泥だらけだった我々世代、これで免疫が上がったのです) 

「石鹸を使うと、一回の手洗いで、皮膚常在菌の約90%が洗い流される。ただし、1割程の常在菌が残っていれば、彼らが再び増殖し、12時間後には元の状態に戻る」
人間の皮膚には、表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌をはじめとする約10種類以上の「皮膚常在菌」という細菌がいて私達の皮膚を守っています。皮膚常在菌は皮膚から出る脂肪をエサにして、脂肪酸の皮脂膜を作り出す。この皮脂膜は、弱酸性です。病原体のほとんどは、酸性の場所で生きることはできない。つまり、常在菌が作り出す弱酸性の脂肪酸は、病原体が付着するのを防ぐバリアとして働いている。

→洗いすぎると、人の皮膚はどんどんと「キタナイ」状態になり、病原性の弱い菌やウイルスにも感染してしまうほど、ヤワな体になっていくのです。
藤田先生の「免疫力を強化するための手洗い」・・・両手を軽くこすりながら、流水で10秒間流す

テレビで流れている、手洗い方法・・・笑っちゃいませんか。

外来でこんな人が来る(手はボロボロ)。
外出から帰ったら石鹸で手洗い(これはいい)、食事の前に石鹸で手洗い、食後に石鹸で手洗い、トイレに入る前に石鹸で手洗い、出て石鹸で手洗い。
どう思います?
「アホか」と言いたくなりますが、グッと抑えて色々教えてあげます。

「石鹸で洗うのは、一日2回でいいんですよ」とよく指導する。
汚れたら洗って下さい。
それ以外は、軽く流水で流せばいいんです。

いろんな所に置いてあるアルコール消毒、今まで読んだ人にとっては、論外と思いますよね。
ボクは肌が弱いので、アルコールをすると、手が荒れます。
よってしません。
往診で重症患者の所に入る時はします。

面白い事がこの本に書いてあった。
この本の編集者、以前は一日に10回前後もハンドソープで手洗いをしていた。
風邪を引くたびに「手洗いとうがいこそが大事」と予防に熱心になっていた。
それにも関わらず、すぐに風邪を引き困っていました。
この本を読み、手洗いを止めました(うがい薬も止めました)。
するとめったに風邪を引かなったそうです。


 どうですか、皆さん。
スキンケアの方法で免疫が低下するんですよ。
藤田先生、腸の専門家でもあります。
腸健康法で免疫、上がりますよ。
次回は『腸』でいきましょうか。



























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この記事へのコメント

夢華
2020年05月20日 06:56
スキンケアシリーズとても為になります。
先生、質問ですが、女性は洗顔の時に泡で汚れだけを落としますよね、
手は肌に触れないよう泡で。
しかも2度洗い。
1度目は、表面の汚れ落し、2度目は毛穴の奥の汚れ落とし。
といいますが、それはいかがですか?
スタッフ
2020年05月21日 09:29
こんにちは、夢華さん。当院スタッフです。
ご質問の件ですが、1度目はお化粧落とし(クレンジング)のことでしょうか?その場合はクレンジングでお化粧を落として、ウォッシングで洗顔となります。
洗顔だけを2回は、しなくていいです。
最初にお湯(38℃程度)で洗っていただけると表面の汚れは大体取れます。
それから洗顔料をしっかり泡立てます。(自分で泡立てるタイプの洗顔料はそのままでは洗浄成分の濃度が高くなっています。泡立ては、洗浄成分の濃度を薄めお肌への刺激を減らすことにつながります。)
洗顔料をしっかり泡立てることで泡の表面積が増え、汚れとの接触面積が増えるため、少ない洗顔料で効率的に汚れを落とすこともできます。また泡がクッションとなって手とお肌の摩擦刺激を少なくすることができます。
その後、お湯で丁寧に洗い流してください。(20回くらい)

ご参照までにNOVさんのウェブをご覧になってみてください。
https://noevirgroup.jp/nov/pages/wash_03.aspx

夢華
2020年05月21日 13:04
スタッフ様
コメントありがとうございます。
クレンジング後の二度洗いは不要なのですね。
ぬるま湯で洗顔も心得ました。
ありがとうございました。
Honda
2020年05月21日 22:05
松下先生

「免疫を上げよう!」シリーズ、最高です。おもしろいです。
参考図書も色々と紹介して頂き、ありがとうございます。

早速、あれこれアマゾンでポチっと発注かけました。次回の「腸」も楽しみにしています!  
ゆーじ
2020年05月23日 14:49
次は腸ですね!
楽しみです!

2年間バナナを食べ続けて
変わったこと沢山あります!

楽しみに待ってま〜す。
ハゼ
2020年05月23日 21:04
松下先生、先程はご連絡ありがとうございました!
スキンケア・・・とても大事ですよね。
私も小さい頃、体を入念に洗っていたのでよく風邪をひいていました。笑
今では、会社、先生方の影響により知識が身についたおかげで、風邪はしばらく出てないですね。本当に皮膚は奥が深いです。

免疫シリーズとても勉強になります。
次回の腸の話すごく楽しみにしています!いかんせん胃腸が弱いもので、、、